4畳半滞在日記の記事
● ひかり
栗木、中堀くんがきてくれた s/n 上映会の後も
ハタエさん、本山さん、飯塚くんと東京からやってきてくれて
この場所に、普段ぼくの近くにいるヒトがいることをなんとなくいいなと思う
美術を勉強するヒト、映画をとっているヒト、なにか作ろうと悩むヒト
それを生業にするヒト、しようとするヒト、また違った方へと進もうとするヒト
そういってやはり生活について先々のことについて考えていく
よりあかるい方へ
26日、原田さんやのぼるさん、きたさんたちにつきていき、奈良の假奈代さんの実家にいく
おいしいご飯をいただき、みんなで山菜をさがしたりゆっくりとした時間をひさしぶりにかんじた
(みんなで集合写真)
生まれてまもないここみちゃんはなんだか神さまみたいで
いろいろなことが光ってみえた
(ここみちゃんを抱くかなよさん)
4月27日 17:37 新井宏輔
● 距離と音
マイクがひろう音もマイクが動けばやはり変わってしまう
映像の中で流れる音楽はその時の演奏者は誰も聞いた事のないものにかんじる
26/04/10 3:31 新井宏輔
● らたたっと
いさおさんの家でみた雑誌ニュートン
おそらく有名な天文台かなにかでとられたであろう宇宙の写真
いろとりどりの星たち
場所が保てる幅は壁と壁の間
建築は境界をつくり内と外を区別する技術
内にむかって秩序立てる方法(芦原芳信『街並みの美学』)
(18日は原田さんの誕生日だった)
自分の想像しなかった出会い
その時々ヒトのかかえるエピソードの中で
秤が大きな揺れを起こす幅の広さ
18日、釜ブラスに参加してメンバーと
東京から来てくれた中堀、栗木
みんなで即興したとき
のぼるさんのたいこが抑揚の中ではじけるとき
かんじたあの瞬き
白い部屋に広がったカラフルな景色
小沼さんが「即興のルーツは喧嘩らしい」と教えてくれる
それぞれの持つ表現の違い(バックボーン、感情、年齢なども含めて)が
そこでは魅力に喧嘩できていたと思う
じりじりとときに鋭くとがり、混迷し
あるヒトは手を休め、あるヒトは気をうかがう
(この時の動画はまたアップします)
少しずつ映像や写真をとりため筋道をたてていく
ここでぼくも汗をかき
ながれていく時間に釘をさす
22/04/10 4:09 新井宏輔
● あっこさん
● かめらまか
大阪まで夜行でバス過ごす8時間
バス会社のミルキーウェイという名前のせいか『銀河鉄道の夜』のよう
行き交う赤や白、オレンジといった光の中
顔もあわせた事もない無数の人びとが過ぎ去っていく
その影になったぼくら乗客はみな石のように動かず、限られた一つのシートの上で目をつむる
ひどい寒さの新宿駅前のターミナルで自分の乗るバスをまっていると
雨が強くなりみぞれに変わっていく
おりて大阪につけば雲ひとつもない晴天
ココルームで原田さんを待ち
鍵をもらって、昔文房具屋さんだったというこの建物の使い方を教えてもらう
カマンメディアセンター、四畳半の畳部屋は、ぼくが仲間達と借りてる尾久のスペースとよく似ている
商店街を軸に、細い路地が複雑な地図を作っている
建物の表面に残る細かいタイル、昔の映画のような書体の看板
遊郭、路面電車の跡地、流れる音楽とそれがひっぱってくる時代の色、なまりのある話し声
知り合いのヒト、仲のいいヒト、友達とも呼べそうなヒト、少し苦手なヒト、東京からくる仲間や友人、
見た事はあるヒト、はたまたまったく知らない(知り合うかもしれない)ヒト、そういったここに行き交う人びと
このフィールドでなにができるか、これはぼくのまったく個人的なチャレンジでもある
先に釜ヶ崎 西成といった地名についてまわるネガティヴな話を聞く機会が多かったけれど、この街にある建築や生活の空気感は魅力的だ
そこに行き交う人々の誰が危ないかは分からない またぼくも怪しいとみられることもあるだろう
そのこと事態は自分の知らないヒトばかりの街へいけばいつだってそれは同じはずで
一方で、なんとなくぼくも危ないとかんじる場所や怖いなとかんじる状況もやはりある
ただそこにヒトが集まっているのであれば、集まる理由を共有する/できるヒトにとってその場所は危ないということはないとぼくは思う(「怖さ」についてはまだよくわからない )
いさおさんと釜ヶ崎、飛田新地から広く大阪を自転車で案内してもらいまたいろいろ話ながらまわる
大阪城からみえる夜景バックにみえるたつ姿に話してくれたことの片鱗やまだぼくの知らない/分かったふりのできないという事がここで重なってみえる気がした
イメージをつかむ主体がはっきりしているとき
ぼくとの距離のから生まれるポートレイトはこの目に焼き付くものだと思う
撮れたもの/撮れなかったもの
写真はぼくのみたものに近い部分が共有できる
写真には「写真」のルールによって意味が変わってしまう部分もあることも認めた上で、進んでいきたい
それは古いアルバム中、丁寧に撮られた記念写真のように
いいなと思うものへの素直な欲求でまずはあろうと思う
14日間という限られた時間の中で
ぼくはカメラをむけることの難しいこの街で自分に対して自分なりのルールをつくっていかなければいけない
とらえようとする立体的な地図はまだ白い部分がほとんどだ
参考にしようと思って持ってきた本の中に
カメラについて考えると思い浮かぶ箇所のある小説がある
今こうやって一人ブログに書くことを
書くべきことを/またその書き方を模索している中、時間もあっというまに経ってしまった
今や朝日が昇り始めていて、ぼくは(...)日ノ出を眺めた
あたりはまだ夜のままだが、それはすでに、薄いブルーの明るい曙光によって和らげられた夜で、(.....)太陽はゆっ くり目の前を昇っていき、大気をまたたく軽快な色調で包み、透明な、打ち震えるような明るさをもたらした
(.....)太陽が昇るのを眺めながら、ただ現在の、この瞬間のことだけを考え、薄れいていく恩寵を今一度捉えようとし ていた −ちょうど、針の先端を、生きた蝶の体に突き刺すようにして
生きている
『カメラ』ジャン=フィリップ トゥーサン
カマメの前の通りにも少しずつ動き出しているヒトがみえる
アーケードも空が透けて薄く青い
19/04/10 5:34 新井宏輔
























