釜ヶ崎に関する本の展示

 

之茶屋小学校近くのマンション<支援ハウス路木>の一階に、マンション居住者の交流を目的としたカフェ<こころぎ>はある。そこでは、週に3日程度、モーニング喫茶をやっている。ときどき小さなイベントもおこなっている。イベントを企画することによって、居住者の人たちが<こころぎ>に来てもらいやすくなるとともに、近隣の人びとにももっと来てくれたらよいと考えている。

 

先日、<釜ヶ崎関係の本の展示>というイベントをおこなった。<こころぎ>で展示するのは今回で2度目。釜ヶ崎を舞台としたり、釜ヶ崎のことを紹介したりしている本はけっこうある。ただし、それらはあまり知られていないことが多い。それらを知ってもらうために、今回は約20冊を硬軟混ぜて厳選し、展示した。どんな本を展示したか、一部紹介。

 

『無縁声声 日本資本主義残酷史』(平井正治、1997年、藤原書店)・・・・・今年の冬に亡くなった平井さん。彼は今から50年前に起きた釜ヶ崎第一次暴動をきっかけとして釜ヶ崎に。以来、労働運動に参加するとともに、釜ヶ崎の歴史を掘り起こしてきた。平井さんがガイドを務める街歩きは今でも語り継がれている。

『地下足袋の詩 歩く生活相談室18年』(入佐明美、1997年、東方出版)・・・・・看護師・ケースワーカーとして釜ヶ崎で活動してきた入佐さんの18年の記録。

『釜ヶ崎かて明日がある ケンカ医者の世直し論理』(本田良寛、1972年、日新報道出版部)・・・・・日雇い労働者のための医療活動に打ち込んだ熱血医師の手記。

『釜ヶ崎<ドヤ街>まんが日記』(ありむら潜、1987年、日本機関紙出版センター)・・・・・カマやんの漫画で知られるありむら氏の釜ヶ崎のまんがとエッセイ。カマやんは現在でも「センター便り」に連載中。

『カマティダ 大阪西成』(砂守勝巳、1989年、IPC)・・・・・・写真家砂守氏により釜ヶ崎の写文集。1980年代のこの街の様子、人びとの素顔などの写真がすこぶるよい。

『釜ヶ崎はワタシの故郷』(エリザベス・ストローム、1972年、教文館)・・・・・昭和30年代より、釜ヶ崎で支援活動に取り組んだドイツ人宣教師の記録。

『一条さゆりの真実 虚実のはざまを生きた女』(加藤詩子、2001年、新潮社)・・・・・1970年代一世を風靡した伝説のストリッパーは、晩年釜ヶ崎で暮らした。

『ぶんちゃんめいどめぐり』紙芝居の台本(紙芝居劇むすび)・・・・・釜ヶ崎に住む高齢男性らによる紙芝居劇<むすび>。年間30回の紙芝居公演をこなす彼らの自信作の台本。

『じゃりん子チエ 20』(はるき悦己、1984年、双葉社)・・・・この漫画の舞台は萩之茶屋(釜ヶ崎)と考えられます。

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