東日本の大地震から3ヶ月たった6月11日。
午前中はあいにくの雨。
脱原発の大々的なデモ(6.11脱原発世界同日アクション 原発いらん!関西行動第2弾)に参加するため、昼前にあいりんセンターにむかう。
あいりんセンターにとめられた大型バス・勝利号は、
大勢の参加者ですでにいっぱいであった。
そのほとんどが釜ヶ崎の現役もしくはかつての日雇い労働者だ。
原発の現場で働いた経験をもつ者も相当いる。
原発だけでなく、道路やビルや地下鉄建設などの仕事を担ってきたのが彼らである。
そんな彼らとともに脱原発のデモに参加した。
デモの集合場所である中ノ島・剣先公園に向かうバスのなかはさながら遠足のよう。
煙草をふかしながら、隣り合わせた人びととみんなおしゃべりを楽しむ。
中ノ島に到着したときには、雨はあがり晴れ間がのぞこうとしていた。
絶好のデモ日和だ。
*
デモ前での集会では、いくつかの団体がアピール。
そして、みんなで「わーーー!」と大きな声を10秒間あげる。
デモにむけての発声の練習だ。
これは参加者全員の一体感を高めるためにも効果的である。
その後、アフリカの太鼓が鳴り始める。
釜凹ばんどのメンバーで西アフリカのジャンべ(ドゥンドゥン)を叩く
赤井くんの顔も見える。
梅雨の晴れ間の爽やかな風が吹くなか、中ノ島公園に太鼓が響きわたる。
デモ参加者もだんだんと増えてきた。
いよいよ出発だ。
*
色とりどりの幟を掲げる人びと。
大きな鳥のようなつくりものをもって歩く人もいる。
音楽を演奏しながら歩く人もいる。
勝利号でやってきた釜ヶ崎組は、
「釜ヶ崎解放」と書かれた赤い幟をもつ。
この赤は、御堂筋の街路樹の緑に映えて美しい。
デモのかけ声は、「ワッショイ、ワッショイ」。
神輿を担ぐときと同じかけ声だ。
私はこのワッショイを聞くとなんだかうれしくなる。
腹の底から声をだすことなんて、普段の生活ではなかなかする機会はない。
ワッショイ。
デモは祭りだ。
社会を変えるための祭りだ。



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